中小企業でもマネできる! オンライン⇔オフラインで人を動かすマーケティング

リアル店舗とオンラインを連動・連携させる5つの取り組み

マーケティング担当者の長年の悩みであるO2O戦略(オンライン⇔オフライン)。リアル店舗の成功に結びつくオンライン戦略とはどんなものなのか。成功事例から読みとっていく。

事例1 良品計画

生活雑貨店「無印良品」を国内外に店舗を展開する良品企画。2000年にスタートした「無印良品ネットストア」により、ネット利用者の購買動向は把握していたが、実店舗の顧客については属性情報を把握できておらず、実店舗の来客数も伸び悩んでいた。

そこでネットとリアルで顧客情報を共有、活用し、相互に顧客を送客できる環境構築に着手。それがアプリ「MUJI passport」だ。アプリでのサービス導入により、2割のお客様が増加したという。

アプリ活用での戦略

  • アプリ自体が会員証
  • ポイントやクーポンを利用できるだけでなくネットストアでの商品購入、店舗でのチェックイン、商品レビュー投稿、商品開発への参加によってMUJIマイルがたまる仕組みを備え、アプリを顧客に最大限活用してもらえるようにする
  • 商品の検討から購入、使用、消費までの一連の消費者行動を把握できる

これにより、ネットとリアルを行き来する顧客の消費を一元的に把握し、実店舗との連携も可能になった。

事例2 西友

スーパーマーケット大手、西友。スーパーマーケットというと、折り込みチラシでの集客を思い浮かべるが、今もそれは変わっていない。しかしながら、新聞をとらない世帯が増えている中で、スーパーマケットも確実の顧客接点を変更しなければならない過渡期にきている。そこで西友が取り組んでいるのがオンライン広告だ。

オンライン広告活用での戦略

  • 新聞をとっていない人への接点として利用
  • Googleアナリティクスでデータをとりリターゲティング広告をうつ
  • 特定の日にちを必要とするイベント広告を配信

事例3 サニーマート

高知県と愛媛県でチェーンを展開する地方スーパー、サニーマートも新聞をとっていない層にリーチするためにオンライン広告を打っているという。

オンライン広告活用での戦略

  • 新聞をとっていない人への接点として利用
  • 新聞をとっていない顧客を新たな顧客へと育てる
  • チラシやテレビCMとの連動
  • 急に決まったキャンペーンはオンライン広告を利用

実験的に来店したお客様に対して、何を見て来店したかを聞いたところ、WEBを見てやってきた人は10%以上だったという。

事例4 フーターズ

女性店員のコスチュームから男性客を中心に人気のカジュアルアメリカンダイニング&スポーツバー「Hooters(フーターズ)」は、イベント的な感覚でお客様がやってくるため、リピーターがなかなかつかないのが悩みだった。しかし、料理の評価も高く、大画面でのスポーツ観戦も可能、何度も来ることができる店舗設計であることは間違いない。これまでもWEBサイトやFacebookなどを活用していたが、ユーザーに確実にリーツすることができなかったという。そこで活用したのが、アプリだった。

アプリ活用での戦略

  • 店舗案内の他、限定クーポン、平日限定ランチスタンプカードを配布
  • スタンプカードをデジタル化することにより、紛失や忘れ物を防ぐ
  • クーポン利用の際、バーコードを読み取る必要からフーターズガールとの会話が発生し、交流するきっかけとなる
  • 使い方を簡単にする(お客様だけでなく、スタッフも簡単に使うことができる)

事例5 ギャップ

衣料小売店GAP。世界中に3,100店以上の店舗をもつ巨大ブランド。早くからメルマガだけでなくFacebook、Tumblerなど複数のチャネルで
顧客接点をもつ会社である。

顧客接点多様化活用での戦略

  • メディアによって違う切り口のコンテンツを複数体験してもらう
  • クーポンはクローズドとオープンを用意し顧客に合わせる
  • 少し時代的に早いかなというくらいのものオンライン上で出してお客様の反応をみながら修正
  • CRM、ソーシャルのモニタリング、Eメールの反応を分析
  • コーデというフォーマットを使い、商品をオンライン上でコンテンツ化。これを広げていくことで、オフラインとオンラインの交わりを達成
  • お客様が主体でお客様が楽しめるしかけ

いずれの会社も戦略上重視していることは

  • オンラインで行ったことに対する分析
  • 顧客を主体としておき、顧客が何を求めているのかに軸をおいて分析し、オンラインでのリーチ手法を決めている
  • ユーザーをできるだけ細分化し、属性を絞り込んで情報発信
  • 顧客が使いたい、接点を持ち続けたいと思える工夫をしている
  • スピード感をもって対応していること
  • といえるだろう。

    組織が大きくなればなるほど難しくなるが、PDCAを早く行えるのがオンラインの利点。顧客観点を決して忘れずに、スピード感をもってオンラインを使っていくことがリアル店舗への成功にも結びつくだろう。

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