今回は、OTEとは？外資系の年収構成（ベースとインセンティブ）　についてご説明します。国内企業の方にはあまりなじみがないかもしれませんが、国内企業から外資系に転職する場合は必ず知っておきたい知識です。Compensation Plan、OTE、ベースとボーナスとインセンティブ、RSUなどについてのご説明です。

OTE

OTEとは、On-Target Earnings の略ことです。つまり、目標達成率100%達成時（on-target）の提示年収（earning）のことです。
売上などの目標をちょうど100%達成した場合の年俸です。
例えば、OTEが1000万円でPay Mixが75:25なら、ベースは750万円、インセンティブ（枠）は250万円、となるわけです。
（枠）と記載しているのは、売上目標達成率によって変動するためです。一般的にターゲットを上回って達成したり未達成時は連動する企業が多いです。

年収の構成

やや簡略化した言い方となりますが、国内企業の場合、ベースとボーナス、外資系の場合、ベースとインセンティブとなることが多いです。

Compensation Plan

Compensation Planとは、報酬制度のことです。OTEが（年収）がどれぐらいで、そのうちベース（基本給）とインセンティブ（枠）がどれぐらいなのか。
Stock optionやRSUは付与されるのか？インセンティブはどういう条件で支払われるのか。ターゲットを超過達成時、未達成時、はどうなるのか。
Compensation Planは、外資系の内定時に発行されるオファーレターに記載されます。この時点では概要であることが多いです。
日本企業で言えば、企業と従業員の間で締結される内定通知書ですね。雇用契約書のような詳細の記載があるものは内定受諾後に別途締結されることも多いです。

Pay Mix

Pay Mixとは、OTEの内訳である、ベースとインセンティブ（枠）の比率です。
外資系の営業であれば、一般的に60:40から75:25の比率で分布します。前者がインセンティブ比率の高めの企業、後者が低めの企業となります。
つまり、OTEが1000万円の場合、Pay Mixが60:40なら、ベースは600万円、インセンティブ（枠）は400万円、
Pay Mixが75:25なら、ベースは750万円、インセンティブ（枠）は250万円、ということです。
一般的に、営業会社（営業が売上を獲得することが業績に大きく寄与する）の場合は、インセンティブ比率が高くなる傾向があります。

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以上、OTEとは？　外資系企業の年収構成について　をまとめました。

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