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Webディレクターとしてステップアップする3つの方向性
このまま今の会社にいても同じことの繰り返し…。
年齢も年齢だしそろそろキャリアステップを考えたい。
そんなとき、どのように転職を捉えればいいのでしょうか。
今回はWEBディレクターのキャリアステップについて紹介します。
WEBディレクターのキャリアステップには、大きく4つの方向性があります。
- 大規模サイトのWEBディレクターになる
- マネジメント領域に進む
- WEBマーケティングの領域に進む
- WEBディレクターとして異なる業界へ転職
それぞれについて詳しくみていきましょう。
1.大規模サイトのWEBディレクター
今のあなたが、小規模サイトの制作をしていて、
「大規模なプロジェクトでサイトディレクションできるようになりたい」
と考えるなら、大手のWEBサービス関連企業や大規模な制作会社への転職が、
キャリアアップにつながるかもしれません。
大規模サイトのディレクションは、一見かっこよく見えるかもしれませんが、
調整やチェック、地味な作業が多い煩雑な役割です。
ベースとなるのはあくまでも、サイトをきっちりディレクションできること。
現在の仕事で明確な実績を残していることが、転職成功の最低条件です。
2.マネジメントをめざす
WEBディレクターをしてきたということは、
少なくとも数名以上の規模のプロジェクトに携わってきたはずです。
プランニング、プレゼンテーション、ワークフロー設計、解析などのPDCAなどの
スキルがあれば、それらの知見を活かし、マネージャーを目指す道もあります。
マネジメントは、人をうまく動かして成果が出せるかが肝。
利害が異なる多くの人と関わり、調整していくことが求められます。
WEBディレクターという仕事より、さらに広範囲な仕事を求められるため、
WEBサイトづくりを極めたい、という方には不向きですが、事業の成長や人材育成に興味がある方にはやりがいのある仕事です。
3.WEBマーケティングのスペシャリストへ
ビッグデータをいかに活かせるかが企業の大きなテーマともいわれている今、
WEBサービス関連企業ではマーケティング業務を内制化する動きも目立っています。
サイト全体を見て、ユーザー流入や利用数の増加にコミットしてきたディレクターなら、
マーケティング戦略にも一定、関わってきたでしょう。
そのスキルをさらに高めていくことで、ディレクションとデジタル広告のプランニング・運用の両方を行えるようになり、サイト全体を設計できるWEBプロデューサーとしてキャリアアップできるでしょう。
4.WEBディレクターとして異業種転職
制作会社で働いている方なら事業会社へ、Webによる情報提供サービスの会社なら、
メーカーなど異なる業種・業態の会社に転職するという道もあります。
事業会社がWeb関連人材を採用しようとする場合、
- 社内の業務システムの整備・新規開発
- webマーケティングの強化(ネットを活用した見込み客の開拓)
- インターネットを絡めた新規事業の立ち上げ
などの役割が考えられます。
事業会社はWebについての専門的知識をもつ人がほぼいない会社も多数あります。
ベンダーや代理店をコントロールしながら、サイトのプランニング、構築、アクセス解析、UI、UX改善といった多くのディレクション業務を
切り盛りしなくてはならないと覚悟しましょう。
インターネット用語に詳しい人がいないことも多く、知識のない人にわかりやすく伝えることも大事な仕事です。まさに新しい世界での仕事となり、その経験はその後のキャリアアップに活かされるでしょう。
サイトのことだけでなく、事業の収益まで考えられるWEBプロデューサーや、特定業界についての専門性が高いWebディレクターは、転職市場で引く手あまたです。自分が将来どうなりたいのかをしっかり見極め、キャリアアップの道を見つけましょう。