世界3位の広告代理店であるピュブリシスグループと、国内1位の広告代理店である電通との合弁会社であるビーコンコミュニケーションズ株式会社は、外資系広告代理店の転職先として人気の企業です。

転職難易度は、外資系ということもあり、中途採用の場合はスキル重視の選考となるほか、採用人数も絞られているので同じ広告代理店のなかでは比較的難易度が高いと言えます。また、コーポレートサイトでの募集や求人サイトへの掲載などは大々的には行っておらず、人材紹介サービスを中心としたルートでしか転職機会がないほか、Web上でも企業の詳しい情報はあまり多くはありません。

今回は、デジマージョブが調査した企業データや、人材紹介サービスを利用いただいた方にヒアリングしたビーコンコミュニケーションズに関する口コミや評判を踏まえ、現在募集中の求人情報についてご紹介します。

【1】ビーコンコミュニケーションズとは？

ビーコンコミュニケーションズは、東京都品川区に本社を置く外資系広告代理店で、世界第3位の広告代理店グループのピュブリシスグループ（フランス）と、国内最大の広告代理店である電通との合弁会社で、2001年に誕生しました。

東洋と西洋の強みを融合させたコンセプト・エージェンシーを掲げており、グローバルブランドが抱えるビジネス課題に対して総合的なアプローチを行っています。

広告はもちろんのこと、消費者エンゲージメント、CRM、ソーシャルネットワーク、コンテンツ開発、メディア、データドリブンマーケティング、UI/UXデザイン、ショッパー、体験型イベントなど、総合的なソリューションをワンストップで提供できることが大きな強みです。

【2】ビーコンコミュニケーションズのクライアントは？

ビーコンコミュニケーションズのクライアントは基本的にグローバルブランドとなります。例として、マクドナルド、VISA、MINI、HARIBO、フィリップ・モリス、ナイキ、3M、P＆G、アイフル、スカイマーク、SK-Ⅱなど、各業界をけん引するナショナルクライアントが名を連ねます。

公開されている事例としては、世界中で人気のグミであるHARIBO（ハリボー）が世界で展開するキャンペーンの日本ローンチCMが話題となりました。

【3】ビーコンコミュニケーションズの組織や企業風土、企業文化は？

外資系全般に言えることでもありますが、ビーコンコミュニケーションズの社員には外国人も大勢おり、社風や文化は外資系に寄っています。個人を尊重し、長期休暇なども比較的取りやすい傾向にありますが、仕事はマニュアル業務というよりも、職域や職種に合わせて丸ごと仕事をまかされることが多いため、自分で仕事をどんどん進められるタイプの方でないと難しい環境という声が多いです。

比較的自由に動けますが、その分実力が伴っていないと仕事をこなすことが難しいという、外資系の働き方が合う方にとってはとても適した環境です。

【4】ビーコンコミュニケーションズのワークライフバランスは？

数年前までは深夜まで働くことが多かったという声がありましたが、現在は是正されているとのこと。また、遅くなった場合は翌日の出社時間も遅めにするといった調整もできるそうです。

新型コロナを機にいち早くリモートワークを取り入れたことも大きく、現在もリモートワークが中心で、オフィスはフリーアドレス制になっているようです。

経営層やマネジメント層にも女性が多く在籍しており、ワーキングマザーとして働く方も多いことから女性のキャリアステップも明確なため、女性も活躍しやすい環境であることもビーコンコミュニケーションズの大きな特徴です。

【5】ビーコンコミュニケーションズに向いている人物像と中途採用の職種は？

ビーコンコミュニケーションズに向いている人物像は、外国人との協業が得意で、柔軟性と自己管理能力が高い方です。クリエイティブな発想や斬新なアイデアを持ち、クライアントのビジネス課題に対して独創的なアプローチを提案できる方が求められます。

また、グローバルマインドを持ち、国際的な視野と異文化間でのコミュニケーション能力を有することが重要です。さらに、クライアントの成功に貢献したい意欲を持ち、クライアント企業のビジョンや理念に共感し、積極的に貢献できる方がビーコンコミュニケーションズで活躍できます。

次は、デジマージョブがおすすめするビーコンコミュニケーションズで募集中の中途採用職種の求人情報についてご紹介いたします。気になる求人情報があれば、デジマージョブにお気軽にお問い合わせください。

【5-1】ビーコンコミュニケーションズ_メディアプランナー/シニアメディアプランナー求人情報

ビーコンコミュニケーションズのメディアプランナー/シニアメディアプランナーの職務内容は、メディアのプランニングと運用ディレクションをクライアントや関係部署と連携しながら進めることが中心です。具体的には、市場とターゲットオーディエンスの分析を行い、トラディショナルとデジタルの両方のメディアプランニングを行います。さらに、ほかチームと連携してコミュニケーション戦略を立案し、国内および海外の関係各所と連携してメディアバイイングや運用を行います。遂行したメディアプランのレポーティングや改善提案も重要な業務となります。

必須とされる経験・スキルには、3年程度のメディアエージェンシーでの経験や広告代理店でのメディアに関連した経験。包括的なメディアプランニングやバイイング/運用に関する知識、提案をまとめてクライアントや他のステークホルダーに提案できる能力、高いコミュニケーション能力、チームで業務を遂行できることが求められます。また、ビジネスレベルの英語力も必須となっています。

このポジションでは、メディア特性を理解し包括的なプランニングアプローチを目指し、クライアントのビジネス課題に総合的にアプローチすることが重要です。また、グローバルブランドのDNAと日本人消費者の行動や習慣をマッチさせるスペシャリスト集団として、ビーコンコミュニケーションズが提唱するHumanKindという独自の哲学に基づいたアプローチが行われています。企業のビジョンや理念に共感し、メディアプランニングのスキルとコミュニケーション能力を活かして、クライアントの成功に貢献することが求められるポジションです。

【5-2】ビーコンコミュニケーションズ_デジタルメディアプランナー求人情報

ビーコンコミュニケーションズのデジタルメディアプランナーは、クライアントのニーズに合わせた革新的なメディア戦略を立案し、実行する役割を担います。具体的な業務内容としては、プランナーやアカウントチームと連携しながら、クライアント向けに高品質なメディアプランを提案し、オフライン活動と統合された総合的なメディア戦略を策定します。さらに、クライアントとの強い関係を築き、クライアントからの依頼が納期通りに完了するように自己管理を行います。

必須経験・スキルとしては、5年以上の広告・メディア業界での職務経験。具体的なスキルとしては、日本のデジタルランドスケープを深く理解し、デジタルの戦略と詳細なメディアプランを作成し、デジタルアクティベーションパートナーを管理できる能力が求められます。さらに、クライアントや社内関係者に対してプレゼンテーションを行うスキルや、チームやクライアントをインスパイアする力が重要視されます。言語面では、ビジネスレベルの英語スキルも求められます。

【5-3】ビーコンコミュニケーションズ_パフォーマンスメディアマネージャー求人情報

ビーコンコミュニケーションズのパフォーマンスメディアマネージャーは、広告代理店やマーケティング部門において、デジタル広告キャンペーンの戦略策定と実行を担当します。具体的には、クライアントとのコミュニケーションを通じてキャンペーンの目標やニーズを把握し、データ分析やインサイトの作成を行います。さらに、広告パフォーマンスの最適化や予算管理、チームとの連携を通じてキャンペーンの成功を支援します。プログラマティック広告やソーシャルメディアキャンペーンの管理経験が求められ、広告テクノロジーやプラットフォームに関する知識も重要です。また、英語力を活かしてグローバルな環境でのコミュニケーションや戦略立案を行い、クライアントのビジネス成果を最大化するための取り組みを展開します。

必須経験・スキルには、プログラマティックキャンペーンのアクティベーションと最適化の管理経験が4年以上必要です。また、主要な広告プラットフォームやテクノロジーに関する知識と経験、様々なチャネルやタッチポイントにおけるパフォーマンスキャンペーンの管理、クライアントとの折衝経験、インタラクティブメディアプランニングの理解、マイクロソフトオフィスソリューションに精通、高い分析力と数学的スキル、優れたプロジェクト管理能力、自発的な行動力が求められます。

歓迎経験・スキルとしては、ソーシャルキャンペーンのアクティベーションと最適化の管理経験が4年以上あること、SNSパフォーマンスキャンペーンの管理経験、トラディショナルメディアに関する理解、オフショアリング・アクティベーション/オペレーションチームとの協働経験があると望ましいです。

【5-4】ビーコンコミュニケーションズ_アカウントエグゼクティブ/アカウントスーパーバイザー求人情報

ビーコンコミュニケーションズのアカウントエグゼクティブ/アカウントスーパーバイザーは、クライアントブランドのアカウント担当として幅広い業務を担当します。具体的な職務内容としては、戦略、デジタル、クリエイティブ、マーケティングサービスの専門家たちを統合し、プロジェクトの企画や進行をリードする役割があります。また、限定されたチームを率いたり、ジュニアスタッフを指導することも求められます。

必須とされる経験・スキルには、7年以上のアカウント/マーケティング経験。さらに、BTL業務経験、消費者とのエンゲージメント/イベント関係業務経験のほか、消費者インサイト・エンゲージメントに関する知識や、メディア・デジタル分野に深い知識や興味を持っていることが求められます。

また、クリエイティブ戦略やプロモーション開発、デジタルキャンペーン企画の知識が必要であり、POSやプリントの進行管理経験も重要です。高いコミュニケーションスキルや、クライアントの要望を的確にクリエイティブに反映させる戦略スキルも必須とされています。

歓迎経験やスキルとしては広告会社やブランドマーケティング経験があると望ましく、FMCG（消費財、日用品）産業経験があるとより活躍できます。総合的に、アカウントエグゼクティブ/アカウントスーパーバイザーは、幅広いスキルセットと経験を持ち、クライアントとの強固な関係を築きながら、プロジェクトを成功に導くリーダーシップを発揮することが求められます。

【5-5】ビーコンコミュニケーションズ_アカウントマネージャー/デジタルプログラムマネージャー求人情報

ビーコンコミュニケーションズのアカウントマネージャー/デジタルプログラムマネージャーの職務内容は、プロモーションやビジネスプロジェクトのスケジュール全体の管理。複数のクライアントとのコミュニケーションを通じて問題を特定し、解決策を提案。プロジェクトやプロモーションのスケジュールに沿って、コンテンツの管理やユーザー体験の向上を図ることなどが求められます。また、Webやアプリのエクスペリエンスやコンテンツに関する要件の確認と文書化、CMSオペレーターや開発者への指示、テストの支援も業務に含まれます。

必須スキル・経験としては、Webやアプリ開発におけるプロジェクトマネジメントスキルのほか、要件の特定や整理、文書化能力が求められます。また、データフレームワークやツール（例：Google Analytics）の基本的な理解。クライアントのデジタルエコシステムを理解し、ユーザーエクスペリエンスの向上と運用フローの効率化を実行する能力。データ分析チームと協力してデータ分析やイベントタグの実装をサポートし、クライアントのデータニーズに応えるデータダッシュボードの作成や検証も重要なスキルとなります。

総合的に、アカウントマネージャー/デジタルプログラムマネージャーとしては、幅広いスキルセットが必要とされます。プロジェクトマネジメント、データ分析、クライアントコミュニケーションなど、多岐にわたる業務を遂行するために、綿密な計画力やコミュニケーション能力、問題解決能力が不可欠です。

【5-6】ビーコンコミュニケーションズ_リスティング広告マネージャー求人情報

ビーコンコミュニケーションズのリスティング広告マネージャーとして、戦略的なプランニングやキャンペーン管理、最適化と分析、コラボレーション、財務管理、継続的な学習など幅広い業務を担当します。

具体的には、戦略とプランニングでは、AdobeのPPCキャンペーンを開発し、マーケティング戦略と整合性を図ります。最新のPPCトレンドや日本市場のニュアンスを把握し、効果的な戦略を策定。キャンペーン管理では、検索ツールを活用してキャンペーンを洗練させ、GoogleやMicrosoftなどのプラットフォームを管理し、キーワードリサーチやセグメンテーションを行います。

さらに、最適化と分析では、KPIや予算目標を達成するためにキャンペーンをモニターし、分析ツールやデータソースを活用してパフォーマンスを詳細に分析します。コラボレーションとレポーティングでは、クライアントや他部署と連携し、定期的なレポート作成やパートナーミーティングを通じてキャンペーンの調整を行います。

必須経験・スキルとしては、5年以上のPPCキャンペーンマネジメント経験や大規模クライアントの管理経験が求められます。Google AdsやBingなどのPPCプラットフォームに精通し、Google AnalyticsやAdobe Analyticsなどの分析スキルを持つことが重要です。また、優れたコミュニケーション能力やビジネス会話レベルの英語力も必須とされています。

これらの職務内容やスキルを通じて、リスティング広告マネージャーは広告キャンペーンの成功に向けて戦略的なアプローチを取り、データに基づいた意思決定を行いながら、チームと協力して成果を最大化する重要な役割となります。

【5-7】ビーコンコミュニケーションズ_プログラムマネジメント（マネージャー/ディレクター）求人情報

ビーコンコミュニケーションズのプログラムマネジメント（マネージャー/ディレクター）求人情報の職務内容は、事業開発における戦略的な取り組みを支援し、見込み顧客へのプレゼンテーションに積極的に参加。さらに、年間数百万の顧客関係を所有し、管理することで既存顧客との関係を継続的な収益と成長に結び付けます。プロジェクトの目的、アプローチ、計画、予算を明確に定義するために、ドメインの専門家や顧客と緊密に連携し、プログラム全体を統括します。

さらに、このポジションでは、プログラムマネジメント、クリエイティブ、ストラテジーの各領域におけるチームメンバーの成長と指導を担当します。デジタルのビジネスとアカウントにおける収益とリソースの管理も重要な役割であり、ビジネスの成功に向けて戦略的な意思決定を行います。クライアントとの窓口として、プログラムの目標を管理・コントロールし、プロジェクトの財務状況を把握し、販売されたマージン通りにプログラムを提供します。

必須経験・スキルには、デジタルトランスフォーメーションやテクノロジーベースのソリューション提供における7年以上または10年以上のプログラムマネジメント経験。さらに、主要なビジネスリーダーに対するコンサルティングやアドバイザリーの役割を果たすアカウント＆リレーションシップマネジメント経験、Eコマースやデジタルプロジェクトのアジャイル型デジタルトランスフォーメーションのリード経験が求められます。

この職務は、ビジネスの成長と成功に不可欠な役割を果たすため、戦略的かつリーダーシップ力が求められるポジションであり、幅広いスキルと経験を活かして、チームやプログラム全体の成長と発展に貢献することが期待されています。

【6】ビーコンコミュニケーションズの平均年収は約700万円

デジマージョブが調査した結果、ビーコンコミュニケーションズの平均年収は約700万円でした。人材紹介サービスを利用する方（ミドルクラス）を中心に調査したので、より会社に根ざしたマネジメント層にもなると1,000～1,500万円を超えることも珍しくありません。

また、転職活動で複数の広告代理店を平行して受けるなか、ビーコンコミュニケーションズが一番提示額が多かったという報告が複数回ありました。年収や給与制度に関しては比較的満足していると評判です。

【7】ビーコンコミュニケーションズの採用フローや面接対策は？

ビーコンコミュニケーションズの採用フローは、ポジションによって異なりますが、書類選考後に面接（オンラインまたは訪問）を2〜4回程度実施し、その後内定となります。また、オンラインでの適性検査を実施する場合もあるようです。

面接内容は、中途採用で一般的な実績や経験をもとに質疑応答、マインド面の確認、歩みたいキャリアなどが中心となります。基本的には日本語での面接となりますが、外資系のため英語スキルがどの程度かを確認されるシーンがあるため、先述の内容を英語で伝えられるような準備をしておくとよいでしょう。

【8】ビーコンコミュニケーションズへの転職サポートならデジマージョブへ

ビーコンコミュニケーションズへの転職-中途採用情報(年収や面接対策など)についてをまとめました。

デジマージョブでは、ビーコンコミュニケーションズへの転職サポート実績が豊富にございます。

会社情報や企業文化・採用職種の説明、求職者様のスキル分析、選考フローの説明、職務経歴書の添削、親和性の高い採用職種への推薦、面接対策、給与交渉などを行います。

サポート体制が充実しており、面接スケジュールの調整等はサポートデスク（カスタマーサクセス）が行うため迅速なご対応が可能です。

最新の中途採用情報、転職のためのノウハウを蓄積しておりますので、ビーコンコミュニケーションズへの転職にご興味がおありでしたら、ぜひデジマージョブにお問い合わせください。