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マーケティングオートメーション関連の市場は急成長しているものの、成果を出せる人材は不足
複雑化するデジタルマーケティング
メール配信やキャンペーン管理、マーケティング分析、WEB解析などの機能を実装した製品、マーケティングオートメーション。ITコンサルティングおよび調査を手掛けるITRの「マーケティング管理市場2016」(2016年1月21日発表)レポートによると、マーケティングオートメーション市場の2014年度の売上は前年比73.3%増だった。2015年度も前年度比51.9%と引き続き大幅な伸びを予測しています。
背景にあるのは、外資系ベンダー企業の販売本格化、国産ベンダーの新規参入。オムニチャネル化、O2O戦略などというワードが一般化するなか、マーケティング業務は仕事量が膨大に増え、複雑化しています。
そんななかで、マーケティング業務を自動化するツールとしてマーケティングオートメーションが注目を浴び、市場も伸びているが、いくらサービスが充実してもそれを使いこなせる人がいない、というのが導入企業の課題となっています。
マーケティングオートメーション市場の課題は人材面に
ITRの市場調査レポート「ITR Cross View:マーケティング管理市場の実態と展望2015― ユーザー調査と市場調査結果 ―」(2015年8月4日発刊)の中の「統合型マーケティング支援製品/サービスの運用面での課題」によると、「マーケティング関連のITに長けた人が社内にいない18.3%」、「会社全体のマーケティングを統合的に見る人がいない15.7%」、「マーケティング施策を評価・分析をする人がいない9.1%」、「機能が豊富すぎて使いこなせない4.8%」と人材に関しての課題が全体の47.9%を占めることとなりました。
今、求められる人材像とは?
これらの調査から、今求められている人材像は
- マーケティングを全体感で見ることができるスキル
- 評価・分析ができるスキル
- マーケティングオートメーションのサービスを使いこなせるITスキル
を持っている人であることがわかります。
広告媒体選定や運用ノウハウがあるだけで重宝された時代は、もはや過去のものになろうとしています。デジタルマーケティングでのキャリアアップ転職を考えるのであれば、今まで培ってきた施策レベルのスキルにプラスして、統合的にデジタルマーケティング戦略を設計できる視野の広さが求められてきます。
マーケティングオートメーションとは何か、それを活用して何ができるのかがわかっており、具体的な戦略・戦術に落とし込めることは、デジタルマーケティング人材の採用において、次第に必須条件となって行くでしょう。
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