ダメ出し＆ムチャぶりの「あるある」をご紹介！

一見センスの塊のようなカッコよさが漂うWEBデザイナーは、実は日々、理不尽な要求と戦っているのです。日常的にありがちなムチャぶり&ダメ出しのパターンを紹介。WEBデザイナーに依頼する側の方にもぜひ読んでいただきたい事例です！

パターン1

「締め切り直前に”最初から考えて！”」
「こんなイメージで作ってよ。色はピンク系ね」
と、なんとなくのイメージを出され、3パターンほど出して全てダメ出し。

ようやく決まったものの、
「やっぱりなんか違うんだよなー。グリーン系にしてくれる？」
と締め切り３日前に言われる…。（デザイナー歴3年　29歳）

パターン2「あっちこっちにパーツを移動…」

先方のWEBディレクターと綿密な打ち合わせ。デザインの方向性、ワイヤーフレームなど全て順調に決まる。
スケジュール通りに第１次案を提出。第１次案も無事通過。微調整をして第２次案を提出。

ここで、先方の上司登場。
「もっと字を大きくしようよ。」
「これはもっと大きくして、こっちのはココにもってこようよ。」

全くデザインについての知識ゼロの上司が、全てを壊していく…。
「コレをこっちに移動してさ、字を大きくするだけだから大変じゃないよね？」
…いろいろ崩れてくるんですけど！（デザイナー歴6年　31歳）

パターン3「スゴイ機能を入れてといわれても…」

コンセプト、ユーザーターゲットまできっちり決めてスタート。
過去の経験や近年の傾向などもきっちり盛り込んで、ユーザーが使いやすいデザインを構築。…したはずだったが、
「なんかーさーよくあるデザインだよね。もっとこうぐるんぐるん画像が動いてカッコいいやつとかできないの？」。

それ、サイトがすごく重くなるし、
見られなくなる人が出てくるし、ユーザビリティすごく悪くなります…。
コンセプトやユーザーターゲットとずれていますけど…。とははっきり言えず、
どういえば伝わるのかに時間を費やす。（デザイナー歴5年28歳）

パターン4 「そのスケジュール、無理なんですけど…」

「TOPページデザインと配下のページ全部合わせて30ページくらいをね、
コーディング含めて1週間でお願いしたいんですけど…」
小規模デザイン会社です。がんばらせていただきます…。（デザイナー歴3年25歳）

パターン5　「急に仕事が降ってくる…」

「明後日までに提案出してよ。いろいろ作ってるんだから、すぐに何案か出せるでしょ」。
あの…他の仕事もパツパツなんです。
（デザイナー歴4年　26歳）

パターン6　「何回直せばいいですか…」

「校正は2回なので。」と伝えても、2回の修正で終わることなどまずない。

2回目の修正依頼が来て、全て修正し終わって提出すると、
「あの、すみません、ここも」「すみません、こことここも変更して欲しいんです」
「あとここも…」2回のあとに10回くらいの修正が待っている。
（デザイナー歴７年　35歳）

パターン7 「見積もりを今日じゅうって…」

「御社にぜひお願いしたいんで、新サイト作ってもらう際の見積もりを
本日中に出してもらえます？」見積もりって、そんなに簡単じゃないんですよ。
まずはどんなサイト作りたいのかとページ数をせめて教えてください…。
（デザイナー歴7年26歳）

華やかに見える職業は実はとても地味な作業の連続だった、というのはよくある話ですが、
WEBデザイナーはまさにそういった仕事の1つでしょう。

よく起こり得る、ムチャぶりや乱暴なダメ出しは、事前に細部まで取り決めるなど、制作前段階の取り決めが重要です。
きちんとしたプロセスで仕事を進められるように仕切るスキルを磨いていきましょう。