【広告業界での転職】運用担当者とは

(1)運用型広告担当の仕事とは

広告効果を最大化するWEB広告を運用する、広告運用のプロ

運用型広告とは最近主流となったWEB広告で、ネットユーザーの広告クリック数や目標利益を達成するため、リアルタイムにターゲット、クリエイティブ、入札金額等の各要素を変更・改善することで広告効果を向上し、広告目的を達成する広告のことで、それを運用するのが運用型広告担当の仕事です。

具体的には、Googleアドワーズ広告、Yahoo!プロモーション広告などの検索連動型広告やFacebook広告、LINE などのインフィード広告などの運用(=改善)業務を行います。運用型広告のプロとして、クライアント対応や目標管理、Google Analyticsなどの広告効果計測ツールを活用して、広告効果の分析に関する業務まで一貫して担当します。

また、広告営業と連携をしながら、広告主の商品認知度を向上させたり、会員数を増加させる等のマーケティング目標に対し、様々な広告手法や技術を駆使しながら、膨大なデータに基づいた提案や広告の効果的な運用支援を行います。

(2)運用型広告担当者の年収はどれくらい?

ニーズが高まっており、年収は年々上昇傾向

年収:400万円~1400万円
特に広告代理店や広告プラットフォームでのニーズが高まっており、給与は上昇傾向です。最近は広告主側や事業会社側でも運用型広告担当を採用することが増えてきています。需要に対して供給が追い付いていないため、経験者は不足しているため、どの採用企業でもなかなか採用が間に合っていない現状があります。検索連動型広告、アドネットワーク広告、DSP広告、FacebookやTwitterなどのSNS広告、動画広告といった運用型広告市場は継続して拡大をしていますので、この流れは今後更に加速していくでしょう。

年収の目安

国内デジタルマーケティング企業 400~700万円
国内事業会社 運用型広告担当 500~800万円
外資系アドテク企業(担当者レベル) 500~800万円
外資系アドテク企業(マネージャーレベル)1000~1400万円
*当社調べによるもので、必ずしもこの限りではございません。

(3)求められるスキル

運用型広告に付随する全ての役割を担うスキル

運用担当者に求められるスキルは、多様化・専門化しています。検索連動型広告、アドネットワーク広告、DSP広告、FacebookやTwitterなどのSNS広告、動画広告、Google Analyticsなどの分析ツールの活用、さらにWEBサイトに関するシステム面の知識があるとベターです。

キャリアの方向性としては、広告運用の経験を活かしながら、キャンペーンや施策全体を統合するスキルがあると広がりが得られるでしょう。デジタルマーケティングの知識やトレンドを的確にキャッチし、日常の業務に取り込んでいくことも重要です。

最近の傾向として、広告運用者は「広告」の範囲を越えて、広告に付随するすべての役割の運用を期待されつつあります。実際、運用型広告の重要性が高い現場では、クライアントの実質的なインターフェースを運用者が担当したり、システム管理やベンダーとのやり取りは現場にいる運用者でないと適切に実務が回せないというケースが多いので、多様化する仕事内容に柔軟に対応できれば、活躍の場も広がるに違いないでしょう。

(4)運用担当者になるには?

営業の経験でもエンジニアの経験でも強みになる

広告代理店やIT企業で営業やwebマーケティング、エンジニアなどを経験している人は、その経験を運用型広告の仕事に活かせるでしょう。基本的にはマーケティング、経営戦略、ポートフォリオ思考、クライアント目線、テクノロジーの理解、トレンド、コミュニケーション能力などが求められます。
運用型広告の結果を出すには、これらの要素が1つでも欠けるとうまくいくことはないでしょう。

(5)運用型広告担当者のキャリアパス

年々増加し続ける運用型広告で売り上げを確実に増やす

ネット広告費は増加し続け、雑誌・新聞などを抜いて、TVの広告費に追いつく勢いにまでなっています。WEB広告の中でも運用型広告の占める割合は確実に増加しシェアを拡大しています。正に、今は売り手市場で高収入を見込める仕事だと言えるでしょう。
運用型広告の場合、概ね粗利率というのは決まっていますので、売上を増やす事がキャリアアップのスタート地点だと言えます。

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