<マーケティング用語>ネイティブ広告

ネイティブ広告とは?

「ネイティブ広告」という言葉を耳にする機会が増えてきているのではないかと思います。これはこれまでのバナー広告とは違い、私たちが通常目にしているメディアに溶け込むように表示される広告のことを言います。
このネイティブ広告はさらに細かく分類することができます。
今回はこのネイティブ広告について、詳しく見ていくことにしましょう。

ネイティブ広告の分類とは?

インターネットに関する技術的・工学的開発の管理や監督を行っているIAB(インターネットアーキテクチャ委員会)によって、ネイティブ広告は6つに分類されています。その6つとは、「インフィード型」「ペイドサーチ型」「レコメンドウィジェット型」「プロモートリスティング型」「ネイティブ要素を持つインアド型」「カスタム型」です。
ここでは、これらの分類について、詳しく見ていきましょう。

インフィード型

 インフィード型は、「通常の記事の中に表示されている」というところに特徴があります。いわゆる「記事広告」のように、そのメディアのコンテンツと同じストーリー形式で記載されていたり、通常のコンテンツの中に表示されるプロモーション広告等が該当します。
 これらの広告の場合、一つの読み物・コンテンツとしてユーザと深い接点を持つことができます。記事を通して、自社の製品やサービスについて深く理解してもらいたい場合等では有効な手段となります。

ペイドサーチ型

 このペイドサーチ型は、いわゆる「リスティング広告」のことを指します。インターネット検索サイトでの検索結果表示ページに、検索結果と同様のフォーマットを使用して表示されるため、ネイティブ広告に分類されています。
 前述のインフィード型が、新規顧客・潜在顧客開拓向けの施策であるのに対し、ペイドサーチ型は既存顧客向けの施策ということができます。

レコメンドウィジェット型

 レコメンドウィジェットがたは、「レコメンド配信サービス」を使用して、サイト上のレコメンド表示欄に広告を表示するものです。「レコメンド」は直訳すると「おススメ」、「ウィジェット」はwebサイト上に配置できるアプリケーションのことを指します。つまり、レコメンドウィジェットは、ユーザの興味・関心に合わせた広告を配信してくれるツールということになります。
 たいていの場合、レコメンド欄はページ下部に配置されることが多く、ユーザの目には入りにくいことがあるため、注意が必要です。

プロモートリスティング型

 プロモートリスティング型はペイドサーチ型とよく似ていますが、表示されるメディアは、「Amazon」や「食べログ」といったメディアになります。表示される広告内容もこれらのメディアが取り扱っている商品やサービス、業種に限られてきます。そのため、AmazonであればAmazonで取り扱っている商品、食べログであれば、食べログに掲載されている飲食店の広告が表示されます。ペイドサーチ型は、商品や業種によって制限されることはないため、この点で違いが出てきます。

ネイティブ要素を持つインアド型

 ネイティブ要素を持つインアド型とは、「コンテンツターゲティング広告」のことを指します。「コンテンツターゲティング広告」とは、掲載されるメディアとデザインの親和性は低くても、コンテンツとの親和性が高い場合に表示されるものが該当します。
 

カスタム型

 カスタム型とは、これまで説明してきた5つの分類のいずれにも該当しないものです。具体的な例としては、LINEの企業公式スタンプが該当します。これまでになかった新しいメディアや広告メニューが分類されます。

「広告」表示ルール

 ネイティブ広告は、記事に広告を自然に混ぜ込んで表示するものです。そのため、一般の記事と広告を区別するため、「広告」「PR」「アド」等の文言を追加することが義務付けられています。この「広告」表示がないと、一時期問題となった「ステマ」に該当するとみなされることになるため、注意が必要です。 

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