広告代理店の年収は現在どの企業が高いのでしょうか。総合広告代理店から近年大きく成長しているインターネット広告代理店まで、広告業界の最新の年収を調査し、ランキングとしてまとめました。
Contents
広告代理店 年収ランキング
2023年最新版の広告代理店の年収ランキングをご紹介します。
順位 | 社名 | 区分 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|
1位 | 電通グループ | 上場 | 1,520万円 | 44.0才 |
2位 | 博報堂DYホールディングス | 上場 | 1,036万円 | 43.2才 |
3位 | サイバーエージェント | 上場 | 817万円 | 34.2才 |
4位 | ベクトル | 上場 | 778万円 | 32.8才 |
5位 | デジタルホールディングス(旧オプトホールディング) | 上場 | 727万円 | 38.6才 |
6位 | トヨタ·コニック·プロ(旧 デルフィス) | 非上場 | 709万円 | 41.8才 |
7位 | ADK | 非上場 | 698万円 | 41.7才 |
8位 | デジタルガレージ | 上場 | 693万円 | 37.3才 |
9位 | Orchestra Holdings | 上場 | 684万円 | 38.7才 |
10位 | フィードフォース | 上場 | 669万円 | 40.0才 |
11位 | 読売広告社 | 非上場 | 668万円 | 38.9才 |
12位 | 朝日広告社 | 非上場 | 666万円 | 42.0才 |
13位 | 大広 | 非上場 | 662万円 | 40.7才 |
14位 | 東急エージェンシー | 非上場 | 653万円 | 42.6才 |
15位 | アドウェイズ | 上場 | 648万円 | 33.4才 |
16位 | アイモバイル | 上場 | 632万円 | 33.5才 |
17位 | 日本経済社 | 非上場 | 629万円 | 47.5才 |
18位 | テー・オー・ダブリュー | 上場 | 613万円 | 31.9才 |
19位 | SMN | 上場 | 606万円 | 33.8才 |
20位 | アライドアーキテクツ | 上場 | 592万円 | 34.6才 |
21位 | サイバー・バズ | 上場 | 588万円 | 28.9才 |
22位 | バリューコマース | 上場 | 581万円 | 36.5才 |
23位 | セプテーニ・ホールディングス | 上場 | 579万円 | 32.2才 |
24位 | GMOアドパートナーズ | 上場 | 576万円 | 36.0才 |
25位 | speee | 上場 | 567万円 | 29.4才 |
※各社有価証券報告書、OpenWorkより
※広告代理業を行っている企業を調査対象としているため、広告代理業が主要事業でない企業も含まれます。
電通グループ、博報堂DYHDは広告業界の年収ランキングで長年1位2位となっていますが、2023年においても引き続きその順位を維持しています。
しかしランキング上位企業にはデジタルホールディングス、デジタルガレージなどインターネット広告に強みを持つ企業が数多くランクインしており、過去のランキングとの変化が感じられます。
年収ランキング 上位企業の状況
広告業界の年収ランキング 上位企業の状況をご紹介します。
1位:電通グループ
電通グループの平均年収は1,520万円と広告業界の中でも高い年収水準となっています。売上高も国内トップ、世界でも第5位と高いシェアを占めています。
電通グループは中期方針で「新しい価値を創造し、社会の未来に貢献する」とし、事業ドメインをデジタルマーケティング領域などに拡張していくことを示しています。そのため特にデジタル領域では積極的な人材の獲得を図っています。
グループ会社の電通デジタルを始めとして、グループ各社で積極的な採用を行っており、電通グループの企業に転職するには今がチャンスといえます。
電通グループ関連の求人
2位:博報堂DYホールディングス
博報堂DYグループの年収は1,036万円と電通グループに次いでこちらも高い水準となっています。
中期経営計画では「オールデジタル時代における企業のマーケティングの進化と、イノベーション創出をリードする」とし、成長基盤の1つとして「広義デジタル領域でのリーディングポジションの確立」を謳っています。デジタル化が進む広告業界において自らその進化を主導しようという姿勢です。
デジタル領域では主要な子会社としてアイレップ、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)などがあり、各社で積極的な採用を行っています。
博報堂DYホールディングス関連の求人
3位:サイバーエージェント
サイバーエージェントの平均年収は817万円。平均年齢34.2才に対してはかなり高い水準といえます。
インターネット広告事業は2022年度も成長しており、インターネット広告市場の伸びを大きく超える成長率を継続しています。
サイバーエージェント関連の求人
4位以下の企業の状況
ランキング上位企業にはデジタルホールディングス、デジタルガレージなどインターネット広告に強みを持つ企業が数多くランクインしており、市場の変化が感じられます。
インターネット広告市場は今後も高い成長を続けると予測されており、逆に旧来のオフライン広告の市場は縮小すると予測されています。このことからも、広告業界の中で今後高い年収が得られるのはデジタル領域に強みを持つ企業が多くなる傾向が続きそうです。
広告代理店 売上ランキングとの関係
広告代理店の年収ランキングには、売上ランキングの上位企業が多く入っています。売上上位企業は経営が安定しており年収が高い傾向があるようです。転職活動の際には、企業の業界内での現状の立ち位置と今後の成長性を見極めて検討するとよいでしょう。
年収ランキング上位の広告代理店に転職するためには
年収ランキング上位の広告代理店に転職するためには、募集ポジションにおける豊富な経験と高い実績が必要となります。ただし、求人は常にある訳ではなく、上位企業は転職者の人気が高いため求人がすぐに充足して募集が終了してしまうことも多くあります。また、人気企業は応募者も多いため、自身のスキル・経験を魅力的に伝えるための選考対策も重要になります。
人気の年収ランキング上位企業に転職するためには、以下の3点が重要です。
- 募集中の求人を常に確認し、応募のタイミングを逃さないこと
- 自身のスキル・経験に合ったポジションに応募すること
- 企業に合った選考(職務経歴書・面接)の対策をすること
まず「募集中の求人を常に確認すること」ですが、個人で各社の求人を常に確認することはなかなか困難です。また人気企業の求人は一般には非公開の求人も多くあるため、転職エージェントに登録して求人を紹介してもらうことがおすすめです。
転職エージェントと一緒に自身のスキル・経験の棚卸しを行い、それに合った応募先企業・ポジションの選定をすることも重要になります。また企業によって候補者に求める条件や選考のポイントは異なりますので、応募企業に合った形の書類対策・面接対策も必要です。
以上の3点に注力することで、人気企業の内定を勝ち取れる可能性が高まります。
デジマージョブでは、年収ランキング上位の広告代理店や外資系広告代理店への紹介実績が多数あります。各社で現在募集中の求人や、募集要項の詳細や選考の流れ・面接対策もお伝えできますので、ご興味があればぜひご連絡ください。